パソコンに触れずにコンピュータを操る

このまえパソコンのマイクの調整をしているときに気づいたのだけど、 Windows 7 には音声認識の機能があって(Vista にもあるらしい)、パソコンに向かって喋ることで Windows を操れる。
コントロールパネルを開いて「音声認識」をクリックすると出てくるので、まだ試したことのない人は「音声認識チュートリアルの実施」を一度試してみるとよいのではと思います。

細かい操作をしようとすると何としゃべっていいか分からず実際に使う分にはかなり難しいと思うのだけど、それでも、「めもちょうをきどう」とか「いんたーねっとえくすぷろーらをきどう」とか喋ると勝手にメモ帳や IE が起動するのは、すごいなぁと感動するものがあった。その瞬間は、パソコンが自分の声を理解して動いてくれているんじゃないかという不思議な感覚があって、変な話しだが、目の前のパソコンがこれまでのパソコンとは違うもののようにも感じられた。
アクセシビリティツールとしてだけではなく、一つのインターフェイスとして考えると、自分が起動したいソフトを自分の声で立ち上げるというのは、キーボードやマウスを使うよりもずっと直感的で効率がよく、そして速いと思えた。自分の外にあるものを、自分の思うように動かしたいとき(動いてほしいとき)には、やはり「声」というインターフェイスが最適なのかもしれない、と思った。