ドーナツ あるいは(読売がもたらす予期せぬニュース)

先日の日記に、「セブンイレブンのドーナツ(オールドファッション)はちょっとパサパサというかカリカリというかドーナツが揚げすぎの感じがした」と書いたが、今日のYahoo!ニュースを見ていたらまさにその「セブン」のドーナツの記事があった。

売れ行き伸びず、「セブン」がドーナツ刷新へ (読売新聞) - Yahoo!ニュース
コンビニエンスストア首位のセブン―イレブン・ジャパンは15日、レジ横で販売しているドーナツを、19日から全面刷新すると発表した。

記事を読むと、売れ行きが伸び悩んでいるとのこと。やはり味の問題(決してまずくはないけれど、かといって特別美味しくもない)が一番の原因なのだろうか。自分もセブンイレブンのドーナツを買って食べたのは一回きりだし、ぜひまた食べたいという気持ちは沸きあがってこなかった。
味以外の問題として、ドーナツは食べているときにボロボロと割れて、くずが落ちてしまうという難点がある。パンくず程度ならいいが、リング状のドーナツの場合、かじったときに予期せぬ所が折れてポロッと固まりが落下することも少なくない。コンビニで買った食べ物、とくに中華まんだとか今回のドーナツのような即売形式?で売られているものは、駐車場の車に戻るとすぐに車中で食べることも多いはずで、その点ドーナツのあの崩れやすさはやっかいだ。
もう一つの問題として、ドーナツは「おしゃれな」とまでは言えないまでも、やや「気取った」食べ物だという心理的なハードルがある(自分だけかもしれないが)。ノーマルなあんぱんを買うのがなんとなく貧乏くさい感じがして手が伸びないのと同じように(これも自分だけ?)。
ドーナツを含んださらに大きなグループのラベルには「スイーツ」という気取ったカタカナ言葉が付いており、これが繊細な男心に抵抗感を与えている。まあ若い男子にそういうのはないのかもしれないが、少なくとも自分のようなオッサンには、レジに立つ女性店員に向かって「ふんわりリングドーナツください」などと言うのには大きな照れがある。
19日から全面刷新するとのことだから、優秀なセブンイレブンの社員がどんな再挑戦をしてくるのか、その結果コンビニのドーナツ販売はどうなっていくのか、田舎の片隅で静かに見守りたい。