いくぶん感傷的ではあるけれど

先日書いた日記「2016-01-08 著作権侵害」のつづき。
削除依頼のメールが自分のところにも来るかも、と思っていたが結局来なかった。
楽曲の歌詞の一部を、歌詞カードとか歌詞紹介サイトとか見ながら打ち込んで書いた記事が過去に複数あるのだが、それらが「引用」という許容範囲に収まっているためか、厳密には違反なのだが今回のチェックにはたまたま引っかからなかったためか、こんな恐竜のしっぽの先の先のようなブログははなから相手にしていないためか、そのへんがよく分からない。
はてなダイアリー(あるいははてなブログ)の記事の中に楽曲の歌詞を取り入れる場合、どこまでがOKでどこからがNGなのか、きちんと知りたかったら自分で調べろというのは正論なのだけど、少しくらいその具体例を示してくれるとかそういう親切心があってもいいんじゃないかという気がする。あえて書くならば、はてなサイドはお知らせの記事を1つアップして後はだんまりを決め込んでいるが、それだけではいささか説明が足りていないのでは、と思う。
こういうのは過去に経験した何かに似ているなと考えていたら、会社員としての企業側とその従業員の関係に近いものがあるような気がする。企業の上の方からある通達が(一方的に)従業員に言い渡される。従業員は、その通達の意味をうまく呑み込めなかったり、内容に不満を抱いたりする場合があるが、結局はそれに従わざるを得ない。「イヤなら辞めろ」「君がやめたって君の代わりはいくらでもいる」という上からの声なき声が聞こえる。仕事をさせてもらっている側(あるいはサービスを利用させてもらっている側)は、トイレや更衣室で愚痴をこぼすか、こうしてネットの片隅で心のわだかまりをつぶやくくらいしか仕様がない。
そんなわけで、この先なにか気に入った楽曲についての記事を書くことがあるかもしれないが、その際には歌詞を持ち出すのは止めておくことにしよう。