ゴジラ がおー

マグロ食いたい

ゴジラ ファイナル・ウォーズ」を観に行った。監督が北村龍平じゃなかったら見なかったと思う。「VIRSUS」を見て以来、何かを期待させてくれる監督だ(僕にとっては)。しかし公開初日のナイト上映だというのに、客は5人くらいしかいなかった。うぅ..なげかわしい..。
全体的には、娯楽大作として良く出来ていたと思う。(えらそーないい方をすれば)合格点はつけられるんじゃないか。味のうんぬんはともかく、おなかいっぱいにはなった。まああんだけ怪獣がわんさか出てくればじゅうぶんだ。見るからにそれとわかるハリウット版ゴジラが出てきたのもよかった(個人的にはいちばんウケた。すげー弱っちかったけど)。セミナイト料金ということで1200円だったが、料金分は楽しめた。
しかし、最近の、特にアメリカ映画のVFXによる凄い映像を見慣れてしまった僕(僕ら)にとっては、あのどう見ても中に人が入って演技してるとしか思えない(いや実際そうだろう)怪獣の動きをあからさまに見せつけられると(特にミニラ)、あっちゃー・・とちょっと気恥ずかしくなるくらいの気持ちを抱かざるをえなかった。。 あれは映画「ゴジラ」を観るうえでの暗黙の了解なんだろうか。往年のゴジラファンは「やっぱこうでなくっちゃ」と思うのだろうか。
観終わったあと、自分があと20歳若かったらずいぶん楽しめるんだろーになーーと思った。まあいまのマセた子どもがこの映画を観てどう思うかは知らないが。それを考えると、北村龍平監督をはじめ、この映画をつくった大人たちはすごいなあと思う。童心を失ってないというか、純粋な夢を持ち続けてるというか。。
僕が映像ですごいなあと思ったのは、ゴジラの尾ひれ(?)がビガビガッと光って、口の奥の方からエネルギーがギュォオーと貯まっていって、一気にビギャャーーと口からビーム(?)が出るところ。感じがよく出ていてけっこう迫力があってなかなか爽快だった。そして、やられてもやられても決してめげることなくひるむことなく起きあがって敵に立ち向かっていくゴジラに強く心を打たれた。感動。
(いちおう)シリーズ最終作。日本人ならやっぱ観とかナイト。