コンポーネント

10年くらい連れ添ったCD/MDコンポを処分した。近くの電気屋へ行って「リサイクル処分したい」と言ってトラックで取りに来てもらった。
昨日の晩、ホコリを掃って箱にしまいながら、心苦しいというか別れがたいというか、「僕の音楽ライフの傍にはいつもコイツがいたんだなぁ」などとしんみりしてしまった。
しかしこの「物への愛着」というのは一体何なんだろう。相手はただの機械である。一方的な片想いのようなものなのかどうなのか。物を使い込んでいくうちにそれを身体の延長のように脳が捉えてしまったりもするのだろうか。
いずれにしても、荷物を減らすというのはけっこう勇気のいる作業だと思い知る。