エンジニア++
少し前に、『実録 SEの履歴書 (技評SE新書 006)』という本を読んだ。本文中の引用をさらに引用という形になってしまうが、山下達雄さんというエンジニアが語っている部分の最後に次のような一文がある。
最近読んだトム・ピーターズという人の本で、あなたが会社員だったらこう考えてみようというのがあるのですが、「会社員としての自分がすべてではない。自分はあくまでも一技術者であって、今の会社にいるのはたまたま助っ人で来ていて、自分の専門知識を会社を助けるために使っているんだ、という意識を持ちましょう。」という話が載っていたんです。
(P.41)
この文にはとても感銘を受けた。
僕は技術者としてまだまだ未熟者で、会社に寄り掛かっている部分も少なからずあるのだけど、「自分はあくまでも(独立した)一技術者なのだ」という意識を持って、少しずつでも実行に移してスキルを高めていきたいと思う。
ところで、この本のタイトル・装丁はもうちょっと他のものにすべきではなかったかと思う。というのは、本屋でこの本を見かけたときに、すごく固くて説教っぽい内容を想像してしまい手に取ることすらしなかったからだ。
2月の初め頃に、id:pimentさんの id:piment:20070127:1169886944 のエントリを読んで「技評SE新書シリーズ」に興味を持ち、後日また本屋に寄ったときに前掲の本を開いてみてこれは面白そうだと思って買って読んだ、という訳です。
(id:pimentさん、本の紹介ありがとうございます。)
- 作者: SEライフ編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 新書
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