振り返り

用事があって農協に行ったら、アスパラの販売代金精算書を渡され、これで今年出荷した分の販売明細が出揃った。夜にパソコンで集計し、今年の出荷量と、各種手数料差し引き後の精算金額が確定した。

良かったこと

出荷量、精算額ともに昨年の4倍近くに達した。しかしこれは、昨年が少なすぎたためで、ようやく「なんとかまともなレベル」に達したに過ぎない。今年は雨が多くて、水不足や畑の過乾燥の心配がなかったのは良かった。また、スリップスが出ている等の指摘もなく、立茎中も含めて春から秋までずっと出荷し続けられたのも良かった。精算額については、このラインは越えたいという内心に秘めた目標があったのだが、なんとかそれを超えることができて、そこは達成感があった。

悪かったこと

今年はどういうわけか、わりと早い時期からどの圃場でも、アスパラの茎がよく枯れた。茎枯病だったのか、それとも他の病気なのかはよく分からない。とくべつ防除の手を抜いたわけでもないのだが、立茎の本数が多すぎたためか、下枝除去などの管理が悪かったためか、それらの複合的な要因のためか、判然としないまま秋を迎えてしまった。よその家の畑は、擬葉がよく繁っているのに、うちの畑のアスパラは枯れ枝ばかりで寂しい限りだ。来年の春どりへの影響を考えると、気分が重い。

来年の目標

今年増反したアスパラ畑の収穫が来春から始まるので、精算額で最低でも今年の2倍は超えたいと思う。でもその前提として、カゼをひかず、体調を崩さず、毎日朝夕と元気に畑に出つづけることが何より第一だ。基本的にやるべき事は決まっているので、それらを一つひとつ確実に実行していきたい。