年末

ちょっとした物を買いにスーパーに行った。混雑というほどでもないけど、日曜日の夕方ということもあって人が多かった。
あちこちの棚に並べてある年末年始関連の商品を見ると、いよいよ大晦日と正月がやってくるんだなぁという実感が強くなる。今年もあとわずかだ。
人の生活というのは、ずいぶんカレンダーに支配されていると思う。一年たった12枚の紙きれなのに、毎朝毎夕目にして、あぁ週末だとか、何月になったとか、今年も終わるとか。
縄文時代弥生時代に、年末年始という概念はあったのだろうか? そういう、区切りのはっきりしない生活というのは、今よりも自由だったのだろうか?
自由かどうかはよく分からないけれど、カレンダーのある生活の方が豊かではあるような気がする。終わりがあることでこれまでを振り返れるし、また次の始まりがあることで気持ちを切り替えられる。
今年一年お世話になった人へのささやかなお歳暮を買って、賑やかなスーパーを出た。