もっともっと取り込んでほしいケータイ

ケータイ、カードを飲み込むのイメージ

今日のIT(モバイル)関係のニュースにこんな記事があった。
 ・ITmediaビジネスモバイル:おサイフケータイに鍵が加わると何が変わる?─KESAKAシステム
 ・アルファ、「おサイフケータイ」をドアの鍵に モバイル-最新ニュースIT-PLUS
ケータイでドアの鍵が開くというのは、これはけっこう便利だと思う。実際に使ってみてますますその便利さを感じるんじゃないだろうか。物理的なキーがいらないから、カギ穴がなくなるというのもいい。セキュリティが高まりそうだ。FeliCaの認証技術でケータイが鍵になるというのは少し前の別の記事で知っていたが、ここまで実用化・商用化されるようになったとはちょっと驚いた。
さて、ケータイが鍵のかわりになってくれると、僕のポケットはずっとすっきりすることになる。というのは、僕は毎日会社に行くときに4つの鍵(マンションの鍵、自転車の鍵、会社の鍵、会社の倉庫の鍵)をズボンのポケットに入れて持ち歩いているからだ。まあ倉庫の鍵はともかく、自転車の鍵がケータイで開け閉めできるようになると便利だろうなぁと思う。毎日自転車に乗っている人には分かってもらえると思うが、重い荷物を手に持っているときに自転車の鍵を開け閉めするのはけっこう面倒なものだ。最近の車によくあるキーレスエントリーも、その機能をケータイに取り込んでしまえばもっと便利になりそうな気がする。もちろん、コストの問題、小型化の問題など、自転車の鍵を取り込むレベルまでいくにはいろいろな課題があるのだろうが、ケータイの鍵としての役割は今後じわじわと広まっていきそうな予感がする。
キーレスと並行して、もっとカードレスに向けても進んでほしい。ケータイで駅の改札を通れるようになり、カード(スイカやイコカ)を1つ無くすことができたが、まだまだ財布の中はカードで溢れている。クレジットカードに、銀行のカードに、それからいろんな店の会員カード。お店での会員証の発行が、会員カードを渡すのではなく、会員情報をケータイ(FeliCa)に書き込むことで行われるような、そんな仕組みが早く一般化するといい。歯医者とかの病院の通院証や、しいては車の免許証なんかもケータイの中に入れ込んでしまいたい。ちょっと近くのコンビニまで買い物に行くなんてときは、ケータイひとつ持って出れば大抵事足りるという、そういう時代はそんなに遠くはないような気がする。