NHKの番組を見ていろいろ思ったこと

夜、NHKの「英語でしゃべらナイト」を見ていたら、愛地球博に出展しているイタリア人のスタッフが、「日本人のここが嫌」という所を言っていた。
「日本人は厳格すぎる」「一度決めた事を変えようとしない」「だから危機管理能力がない」「口ではイイと言っていても、本当はイヤだと思っている」「口で言ってることと、心で思ってることが違う」「旅行するにはいい国だけど、仕事するのはダメ」等々..。
まあ確かにその通りだな、と苦笑いするしかなかった。でもねだからこそ日本は・・と言い返したいような気持ちにもなったけど。
外国人は日本人をどう見ているか(つまり我々日本人は外国人にどう思われているか)を知るのってわりと興味がある方だけど(興味がない人の方が少ないか)、でも知ったからといって「じゃあ明日からもうちょっと大雑把に生きよう」と思う人はそんなにいないだろう。結局、それが お国柄 、文化 というものなんだろうか。
でも、思っていることをストレートに言える外国人には憧れのようなものがあるなぁ。。
あと、久しぶりに見たウィッキーさんが「日本人の英語力は30年前とほとんど変わってません」みたいなことを言っていて、なんだか情けなかった。僕もその「変わっていない」日本人の一人だが。

奥山貴宏さん

日曜の夜遅くにテレビをつけたら、余命を宣告されてガンで亡くなるまでブログを書き続けた人のドキュメンタリー番組をNHKでやっていた(このとき見たのは再放送だったみたい http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2005/0723.html )。だいぶ前に新聞か何かでちらっと読んだことはあったけど、奥山貴宏さんのことをまともに知ったのはこのとき見た番組が初めてだった。夜更かしして最後まで見てしまった。
この人かっこいい人だなぁとか思いながら見ていたら、部屋の中で奥山さんが話している後ろで流れてた曲が くるりスーパーカー の曲で、なんか単純に親近感を感じてしまった(僕も彼らの曲が好きなので)。ブログの読者からのコメントを読んで、「こういうの励まされるよね〜」と言ったあと少しして「(うそつけ)」と言い放って笑う奥山さんがなんとも印象的だった。
彼は宣告された余命よりも(たしか)数ヶ月長く生きたが、それはおそらくブログを書き続けていたからというのもいくらかはあったんじゃないかと思った。