カトリーナからアメリカが学ぶこと

前に住んでいた街です


大型ハリケーンカトリーナ」がアメリカ南部を襲い大きな被害が出ている、というニュースを連日テレビやネットで見ていて、大変な災害で不幸な出来事だけれど、不幸をただ不幸とだけで終わらせるんじゃなくて、ここから何か学ぶべきことがあるんじゃないか、(少なくとも)アメリカがこの災害から学ばなければいけないことは何だろう、と少し考えてみました。
僕が思ったのは、「史上最悪規模の被害をもたらした大型ハリケーンが発生したのは地球の温暖化にその原因があるのではないか。その可能性にアメリカはきちんと目を向けて、京都議定書に加わってほしい。そのことを真剣に考えてもらいたい」ということです。(客観的な意見というよりは僕の願望ですが。)


このことを今日のこの日記に書こうと思い、京都議定書について下調べしておこうと Google で検索していたら、偶然同じことを考えていた人を見つけました。


松浦晋也のL-D 「巨大台風で、アメリカ京都議定書へ復帰、と妄想する」 http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2005/08/post_180c.html

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いや、因果関係をきちんと立証するより前に、アメリカ国内で「巨大台風襲来は、地球温暖化のせいではないか」とする世論が盛り上がったらどうなるか。


 アメリカが京都議定書を離脱した理由は、「経済活動に悪影響を与える」だった。巨大台風が来ればそれどころではない悪影響が経済活動に及ぶとすれば、アメリカが京都議定書に復帰する合理的理由が生まれることになる。


 それが事実であるというよりも、そうアメリカが考える、ということが重要だ。
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松浦晋也さんはノンフィクション・ライターで著書もたくさんあり、(当然ながら)文章もしっかりした意見・考えを書かれていますので、もし松浦さんのエントリーよりも先に僕のこのつたないブログを見られた方は、ぜひ松浦晋也さんのブログを読んでみてください。(僕は松浦晋也さんのことを今日初めて知りました。勝手に文章を引用させて頂いたうえに大変失礼な話なのですが。。)


しかし、まあやはりというか、同じことを思っている人はいるんですね。(ネットにその考えをアゲてないだけで、他にもたくさんいるでしょう。)
ということは、アメリカにも当然、「地球温暖化カトリーナを生んだ、地球温暖化問題についてもっと真剣に取り組むべきだ」と考えている人が大勢いるはず。


ハリケーン災害のニュースを見ていて、避難地で必要な薬を受け取れない女性が「こんな所で死にたくない、こんな所で死にたくないの」と涙を流しながら必死に訴え助けを求めていた映像が今も頭から離れません。
アメリカ、特に大統領周辺が、この災害から少しでも多くのことを学び、それを行動に移してくれることを望みます。
もちろん日本も対岸の火事じゃあないですね。