病院

久しぶりに病院に行った。手がかぶれて、市販の薬も効かなくなって、痛かゆいのがたまらないので、皮膚科で診てもらうことにした。
町内の公立の中央病院だが、あいかわらず人が多い。(決して多くない)町の人口の1%くらいがこの病院の中にいるんじゃないかと思うほど、どの科の待合室のイスも人で埋まっている。
そして、あいかわらず待ち時間が長い。大都市の大病院に比べればずいぶんマシなんだろうけど、それでも診察時間の5倍くらいは、「まだかなぁ〜」と思いながらボケーと時間をつぶしていたように思う。隣の席で同じように待っている人に話しかけて会話でもすれば、少しは時間を有意義に使えるのかもしれないが、まあなかなかそんな勇気はない。
これだけ人が集まって、たいていみんな暇な時間をすごしているんだろうから、病院って何か他の別のことに使えるんじゃないだろうか。といっても、ちょっと考えたくらいでは良いアイデアは出てこないのだが。これから社会の高齢化が進むにつれ、ますます病院は混雑し、ますます待ち時間は長くなっていく傾向にあるんだろうから、待ち時間がそれほど苦ではなくなるような「何か」が出てくることに期待したい。
たぶんあと40年くらいは、時々度々病院の世話になるんだろうけれど、40年後も何の進歩もなく、いまと同じように順番待ちしているというのは、ちょっと悲しいと思う。