期待

朝、わずかばかりのアスパラガスをコンテナに入れて、農協の集荷センターに持って行ったら、「今年の選果(荷受)は14日で終了しました」と書かれた張り紙がしてあった。なんてこったい、せっかく出荷の作業をして持ってきたというのに、聞いてないぞ。
というわけで、今年のアスパラの出荷が終わった。うちは水稲の他に、アスパラガスを露地栽培して農協に出荷している。今年は4月下旬あたりから今日まで毎日畑に出て収穫した。
昨年は、立茎中の6月まるごと収穫を休んだり、今ぐらいの時期は親にまかせっきりになったりしていたが、今年は立茎(生えてきた若茎をそのまま放って親茎に育てること)の方法を「だらだら立茎」に変えて、6月から7月にかけても余計に生えてると思った茎はひたすら収穫し続けた。
この、毎日畑に出て収穫する、というのはけっこうしんどい。特に雨降りの日は外に出る足がとても重い。週一くらいで休めたらだいぶ違うんだろうが、春から夏場のアスパラは毎日ぐんぐん生えては伸びるので、一日も休めない。ピーマンとか他の野菜についてもそうなんだろうけど、長期に収穫できる作物は、継続的な収入が得られるかわりに毎日取り続けなければいけないというのがつらい。
でもそのかいあってか、今年の収量はかなり増えた。アスパラの畑も増やしたので、来年はもっと収量が伸びる予定だ。そのぶん、今年は収穫の作業時間が1時間から1時間半だったのが、来年は倍近くになるだろう。労力をつぎ込んだ分だけの収量・収入が得られるようになれば、がんばり続けられるような気がする。新しい畑で、どれだけアスパラが生えてくるのか、来年が楽しみだ。