休み

昨日でアスパラ出荷作業が終わったのと、昨夜はなんだか寝苦しくて熟睡できなかったのとで、今朝はずいぶん朝寝坊してしまい、けっきょく今日は、家の農作業をまるまる一日休んでしまった。農業日記(みたいなもの)を調べてみたら、こんなことは4月15日以来、じつに半年ぶりだった。
まあ今年はよく働いたということだ。でも、それに見合うだけの収入は、まだまだぜんぜん得られていない。売上げはそこそこあっても、それから経費を差し引けば利益は残らない。農業は自分の本業として取り組んでいるつもりだが、これじゃ趣味の菜園といわれても言い返せないなと思う時がときどきある。やるからには、きちんと儲けを出す農業をやりたい。
ただ、これもたまに思うのだけど、いまは親がいる手前、目の前の作業は自分がやらなければと思って田畑に入っているけれど、いずれ親がいなくなって一人になったとき、果たして今と同じように頑張れるんだろうかという不安がある。両親・自分の三人と、ときどき弟が手伝いに帰ってくれてなんとかやっているいまの作業を、いずれ一人で全部やらないといけない日が来るのかと思うと、気が遠くなる。年を取れば体はますます痛くなってくるだろうし、もうしんどいダメだ、といって畑を草だらけにしたまま家から出なくなる可能性は、なくもないような気もする。
いつかその日は必ずやってくるんだろうけど、とりあえずは一年一年、経験と実績を積んで農業者として地道に成長していくしかない。出荷の作業は終わっても、秋から冬から来春までアスパラ畑の仕事はまだたくさんある。まずは畑の草を取らなければ。