余韻

おとといの夜に観た『リリイ・シュシュのすべて』の余韻を、なんだかまだ引きずっている。あぁ、心が痛い。リリイ・シュシュの声が聞きたくなって、車の中でながすCDも Salyu にかえてしまった。
今回久々に観たのだけど、いろいろと(自分にとっての)発見があった。ドビュッシーの「アラベスク」を一時期よく聴いていたのは、過去にこの映画を観た影響があるんじゃないだろうかとか。リリイ・シュシュの最新CDを津田さんに貸さなかったのは、そういえば星野くんに割られたんだったなぁとか。担任の小山内先生の声はやっぱりいい声だなぁとかとか。
中でもいちばん「おぉ!」と思ったのは、主役のはすみ君からお金をまきあげる友人?役の子(郭 智博)は、『花とアリス』に出てくる落語好きな男の子で、蒼井優と再び共演しているではないか。まあ、それだけなんだけども。
最後のシーンで、アラベスクのピアノ演奏が終わったとき、はすみ君は「もう帰れって、先生が」とか何とかピアノを弾いていた少女に話しかけるんだろうけど、はすみ君の案内について行ったばっかりに深い傷を負うことになったこの少女は、いったいどんなふうにはすみ君に応じるのか、とても気になった。