雑草

何日かサボっていたのだが、今日は重い腰を上げて農作業着に着替え、畑の草取りに出た。気温は下がっても、まだ草がよく生える。数日放っておいただけで、かなり大きくなっている草もある。雨は降ったし、昼間の気温は高いし、まだ油断はできない。
雑草は、畑の養分や水分を吸うし、害虫を呼ぶし、成長すると作業の邪魔になる上にかなり抜きにくくなるし、根が深く伸びる雑草は土の下の地下茎や根が大切なアスパラに害を及ぼすと思うしで、いいことなしだ。なので、畑に我が物顔でのさばる草を目の当たりにすると、「あぁ養分が吸いとられるぅ〜もったいないぃ〜」と抜かずにはおれなくなる。(しかし雑草は、百害あって一利なしかというとそうではないみたいで、自然農の考え(?)の中では決して敵ではないようだ。)
畑にはじつに様々な雑草が生えている。おそらく細かく分類して数えれば100種類近くになるんじゃないかと思う。「この草は何々、あの草は云々」とさも当然のように言い当てて、「へぇずごい」と感心されたいものだが、まだ草の名前をさっぱり知らない。ズギナくらいしか知らない。近ごろ、畑のうねに広くのさばる草があって、こんもりとボリュームがあるのだが、引っ張ってみると簡単にごっそり抜けるやつがある。草のだいたいの特徴を覚えておいて、帰ってからパソコンで検索してみるのだが、どうも画面上の写真では同一のものかどうかの見分けがつきにくくて、けっきょく正確な名前が分からないことが多い。(先の草はハコベじゃないかな。)
畑の草、田んぼの草、あぜの草と、農作業の半分の時間は除草作業だといっても過言ではない気がする。末永く付き合っていかないといけない相手だから、少しずつその名前と特性を覚えていきたい。