初めての剪定

梅の木やら柿の木やらの枝が伸び放題なので少し切ってくれんか、と親に言われ、そうはいっても剪定については何も知らないので、とりあえず一冊本を買って読んだ。

図解でハッキリわかる落葉樹・常緑樹の整枝と剪定

図解でハッキリわかる落葉樹・常緑樹の整枝と剪定

一通り読んでみて、基本の「き」くらいは分かったような気がするが、実際の樹木を前にしてみると一体どこから手をつけたらいいものかさっぱり見当がつかない。
農機具を置いている倉庫の裏に桜の木があり、桜の剪定時期は11〜12月と本に書いてあったので、まずはこれから始めてみることにした。手始めに、剪定バサミを使って、木の幹から枝毛のようにとび出ている細い枝(胴吹きというらしい)を切ってみた。すると、パチンと気持ちのいい音がして、小枝が面白いように切れる。前日に YouTube で見た剪定の動画と、音も状況もけっこう近いものがあって、いっぺんにその気になってしまう。これはなんだかハマりそうだな、と思った。
胴吹きを切っていると、そのうちここは枝がクロスしているなとか、この枝は内側に向かって出ているなとか、だんだんと不要な枝が目につくようになり、恐るおそるノコギリで切ったりした。少し太めの枝を切った跡には、あらかじめホームセンターで買っておいた「トップジンMペースト」という保護剤を塗った。(つづく)