ガソリンと比喩と田中さん(仮名)

仕事帰りにガソリンスタンドに寄って給油してもらった。釣銭といっしょに来年のカレンダーを手渡してもらった。ありがたい。
ここのところ、ガソリンの値段がどんどん下がっている。ガソリンスタンドで働いている人の給料は、ガソリンの単価と連動して上がったり下がったりするのだろうか? だとしたら大変だろうなと思う。給油してもらう側の人間としては、最近の安値は大助かりではあるんだけども。
セルフの給油所に行けばもう少し安く注げるんだけど遠回りになるので、通勤の行き帰りの道すがらにあるガソリンスタンド(今日給油してもらった所)にときどき寄る。ここには、ひょろりと背の高い男の人が働いていて、アンガールズの田中さんに似ているなぁと前々から思っている。ときどき給油の対応をしてもらう。今日は支払いの対応をしてもらった。
この人はいつも、ひょうひょうと淡々と働いている。うまく説明できないのだが、八百屋さんほど張り切ってはいないが、魚屋さんほど堅気でもなく、ちょうど豆腐屋さんのような感じだ。なんというか、その働く姿の自然さに、いくらかの尊敬の気持ちを感じている。