超絶技巧

ここ2、3日なんだかうまく眠れない。昨夜もなかなか眠りに落ちないものだから、iPad に入れているクラシックのピアノ曲集を聴きはじめた。
何曲目かに「ラ・カンパネラ(リスト)」という曲が始まった。聴いているうちに、これは一人でピアノを弾いているんだろうか?とすごく気になりだした。常に高い音がチロチロ…と鳴っているのだが、これなしでもそんなに簡単には弾けそうにないように思える。それがそのうち、ロロロロララララ…と高い音がさらに速くなる。こんなのを果たして一人で演奏できるものなのか?とますます気になった。
で、いま YouTube で検索してみたら、やはりというか当然というか演奏者は一人だった。人間の指というものはここまで素早く正確に動かせるものなのか。凄い、としか言いようがない。
しかし、こういう曲は純粋にその曲の世界観(といえばいいのか)を楽しむのは難しい。テクニックばかりに気が向いてしまう。深夜に聴くのには、よほど次の曲の「月の光(ドビュッシー)」の方が向いている。