ブログは娯楽

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ブログの更新は20〜30分でささっと記事を書いて終わりに出来ればいいと常々思うのだが、実際にはかなり時間がかかる。2、3行の内容にすればずっと短い時間で済むんだろうが、それだと書いた手応えがなんだか乏しいので、ついついそこそこ長くなる。
昨年の10月に、3年ぶりぐらいにブログの更新を再開したときには、書きたいことがけっこうたくさん自分の中にあるような気がしていたが、いざ始めてみると10日もしないうちにネタが尽きた。今日は何書こうと思いを巡らし、一つのネタを絞り出して、書きたいことの核のところをなんとなく掴むために脳みそをこねくり回していると、20〜30分なんてすぐに過ぎてしまう。
自分は何のためにブログを書いているんだろう、とある日考えてみたのだが、答えはわりとすぐに出た。何かのためという訳ではなくて、自分にとってはブログの更新は娯楽の一つなのだ。ネット将棋を毎晩やっているのと一緒で、ブログを書くことそれ自体に楽しみを感じるからやっているんだろうと思う。
頭の中の「書きたいこと」に、なるべくぴったりはまる言葉、なるべく素直な表現、なるべく正確な形容詞を、自分のささやかなボキャブラリの引き出しの中からあれこれ持ち出して入れ替えて、小さなジグソーパズルを完成させるように一つの記事を書き上げたときには、たしかな(自己)満足を味わえる。またその過程についても、各々のピースを組み上げていくことに楽しみを覚える。そして、更新した後には自分のブログのページが昨日よりも新しくなっていることが単純に嬉しい。
今さら何を、と言われるかもしれないが、自分にとっては「ブログは娯楽」だと気付いたことは、小さな発見だった。