水耕栽培
昨日見た iTunes U のビデオの中に水耕栽培の研究をやっている映像があって、水耕栽培は経験中のものでもあるし、あらためてその長所短所を思いつく限り挙げてみた。ただしこれは、個人が趣味や実験あるいは個人消費のための水耕栽培によるものではなくて、ある程度以上の規模で栽培・出荷して利益を求める場合においてのものである。
- 良いところ
- 雑草が生えないので除草作業をしなくてよい
- 閉鎖された施設内で栽培するので害虫が少ない
- 設備設計により収穫等の作業がしやすいように高さの調節ができる
- 土を使わないので耕耘などの作業が必要ない
- 施設内の気温、水温などをコントロールできる
- 夏でも冬でも栽培・収穫が可能
- 常に水に浸かっているので潅水(水やり)の必要がない
- 太陽光が届かない所でも専用のライト(光源)により栽培可能
- 悪いところ
- 最初に莫大な設備投資が必要
- 設備のメンテナンスが大変
- 養液に病原菌が入るとまたたく間に広がる
- 単一品種の大量生産は得意だが、品種を増やそうとすると管理が大変になる
- レタスなどの葉もの野菜は得意だが、大根やジャガイモなどの根もの野菜は苦手(というか芋類の水耕栽培って可能なんだろうか?)
- 生き物を相手にしているとはいえ、農業をやっている感じは薄く、むしろ工業に近いものを感じる(これは人によったり場合によったりするのかもしれないが)
また新たに知ったり思いついたりしたものがあったら追加しようと思う。