車の中で Audible

通勤の車の中で音楽CDを聴くのに飽きてしまい(新しいアルバムとか全然買ってないし)、iPad を持ち込んで Podcast とか Audible とか聴きたいなぁと思って、FMトランスミッターを買った。自分の所有する iPad mini 単体では車の中でフルボリュームにしても走行中の騒音で音が聞こえづらいのだ。

期待していたほどに音質は良くなく時々ノイズも混ざるので、これで音楽を聴こうとは思わなかったが、Podcast とかの音声を聴くぶんには何の問題もなく、声がくぐもった感じになるのもラジオっぽくて、数あるFMトランスミッターの中では少し高めの機器ではあったが、これでまあ十分だなと思った。
WiFi のみの iPad なので、出かける前にダウンロードしておいたNHKニュースの Podcast を聴いたり、Audible(これはライブラリから本を選んで再生開始した時点でダウンロードされる)で、「小さいことばを歌う場所(糸井重里)」や「三四郎夏目漱石)」を車の中で流して聴くようになった。
音楽CDをかけて一緒に歌って、少し気分を上げつつ頭をからっぽにしてから仕事にのぞむのもそれはそれで良かったが、自己啓発的な音声を聴いて職場に向かったり、帰りに「三四郎」の朗読に耳を傾けながらゆっくり車を走らせたりするのもこれはこれで悪くない。いつまで続くかは分からないが。
無料体験期間はあと一週間で終わりとなったが、これはやっぱり(月1500円を払って)もうしばらくは Audible を使い続けてみようかなぁと思っている。

昨年の年間農作業一覧

前からやろうやろうと思っていた、昨年の年間農作業一覧のまとめがやっと出来た。

内容をあからさまにするのはちょっと恥ずかしいのでわざと見づらくしているが、上段から水稲、アスパラ、その他野菜の順に主にやった作業を月別の枠に入力してまとめている。
こうして見ると、アスパラは3月に、水稲は4月になんやかやと忙しく作業している(そして今年もしなければいけない)ことがよく分かる。
今日は、田んぼも畑も家の周りも全面まっ白い雪に覆われてしまい、さらにまた雪がびゅうびゅうと降っていて、こうなっては外の作業は何も出来ないので、暖かい部屋の中でゆっくり机仕事したり、映画を観たりしているけれど、こうしてのんびりしていられるのもあと1か月くらいのものだということも、この表が物語っている。

今さらどのツラ下げてと言われるのがおちだけど

久々に1時間形式のテレビドラマを全話見た。「悪夢ちゃん」以来のことだ。といってもテレビで見たのではなく、GYAO!ストアなどのネットで番組を購入して見た。最終話にいたっては、視聴期限の関係でうっかりGYAO!ストアで買いそびれていまい、フレテレビオンデマンドで購入するまでした。
そのタイトルは、「デート〜恋とはどんなものかしら〜」だ。
たまたま某有名動画配信サイトで1話と2話を見て、「これだ!」てな具合にハマってしまい、どうしても完全な形で全話を見てみたい欲求にかられ、とうとうお金を出して見てしまった。それくらいこのドラマは面白かった。
それで、どうしてこんなにハマってしまったのか、このドラマの面白さとは一体何なのか、いろいろ考えてみた。

  • ジャンルとしてはラブコメだと思うが、恋愛ドラマにありがちなドロドロしたところがいっさい無く、とてもさっぱりとした内容になっている
  • 登場人物も基本的にはみんな爽やかで、ネチネチしたところが少なく、見ていて気持ちがいい
  • 男35歳と女29歳の(結婚を前提とした)いちおう大人の恋愛ストーリーなのだが、性的な描写はごく控えめで、なんというか安心して見られる。清潔感があると言ってもいいかもしれない
  • 主人公の女性の自問自答を、亡くなった母が現れて会話するという形に置き換えて表現しているところが(よく用いられる手法ではあるのかもしれないが)、面白みを増す大きな一助となっている
  • コメディ(喜劇)として、とても分かりやすい。かといって安っぽいわけでもない。その辺がとても上手く出来ていると思う
  • 自分もいわゆる恋愛不適合者なので、感情移入しやすい
  • 若手の俳優は鷲尾くん(劇中の名前)くらいで、あとは皆さんベテラン級の俳優が揃っていて、演技うんぬんというところに気が取られず、ドラマの内容に集中できる
  • その鷲尾くんについても、熱血ぶり、爽やかさぶり、青年として若さぶりなど、とてもうまく演じている。また、主役の男女の子ども時代を演じる子役についても、見事なはまりようだと思う
  • 主演の杏さんのコミカルな演技、ブサイクさ表す演技、30歳手前の独身女性の落ち着きだとか男っ気のなさだとか微妙な揺れ加減を演じる演技が、なんといっても素晴らしく魅力的だ

まだまだ書き足りていないような気もするが、自分がハマった理由はだいたいこんなところかなと思う。
一番好きな回は、谷口巧くんがお雑煮を作って、依子さんとそのお父さんが食べる時の話しだ。最近映画を観て泣いた記憶はとんと無いというのに、このシーンには思わずもらい泣きしてしまった。最終回もまあ感動したけれど、どちらかというと最初のあたりの(遊園地デートとかの)依子さんのインパクトが強い回の方が好きだ。
これでもう、今回のようにテレビドラマを全話見るということは当分ないだろう。もしかしたら、もうずっとないかもしれない。でもまた、このドラマのような面白い番組に出会えたらいいなぁという気もしている。
ちなみに、パシフィックリムの点数については、巧くんのお父さんの方に賛成です。

辞めたくても辞められない人

昨年の夏ごろだったか、いま勤めている職場をいちど辞めたときがあった。「大変申し訳ないんですが来月いっぱいで辞めさせて頂きたいと思います」と職場を管理している人に話したら、とくにその理由をつっこんで問いただされたりすることなく了承された。
その翌朝、職場に出て作業をしていたら、先の人に「あなたは幸せな人だと思いますよ。辞めたくても辞められない人はいっぱいいるんだから」と言われた。
これは自分の勝手な想像なのだが、その人(60歳を過ぎている)が毎日大変な思いをして会社の管理にあたられているのを傍で見ているし、ほとんど年中休みなく出勤されていてどこで息抜きしているのか不思議なくらいだから、きっとたまには今の全てを放り出してもう家でゆっくりしたいとか、全く違う環境に身を置いて何か別の新しいことにチャレンジしたいとか思うこともあるんじゃないか。でも代わりに今の管理者としての仕事を託せるような人もすぐにはいないし、自分が逃げだせば多くの従業員が路頭に迷うことになるから、どうしたって今の職務を(まだまだしばらくは)果たし続けていかざるを得ないんだろうなぁと思った。
しかし、裏を返せばすぐに仕事を辞められるというのは、しょせんその程度の仕事しかしていないということでもあると思う。誰でも代わりがきくような職責しか負っていないからこそ、わりに簡単に退職できる。そう考えると、どちらが本当に幸せなのかはっきししたことは言えないような気もする。(もっとも自分は、社会的な名誉だとか富だとかいうものよりは、好き勝手に生きられる気楽さの方をどうしたって求めてしまうのだけど。)
SMAPが解散するとかしないとかのニュースを読んでいて、ふとそんなことを思い出した。

いくぶん感傷的ではあるけれど

先日書いた日記「2016-01-08 著作権侵害」のつづき。
削除依頼のメールが自分のところにも来るかも、と思っていたが結局来なかった。
楽曲の歌詞の一部を、歌詞カードとか歌詞紹介サイトとか見ながら打ち込んで書いた記事が過去に複数あるのだが、それらが「引用」という許容範囲に収まっているためか、厳密には違反なのだが今回のチェックにはたまたま引っかからなかったためか、こんな恐竜のしっぽの先の先のようなブログははなから相手にしていないためか、そのへんがよく分からない。
はてなダイアリー(あるいははてなブログ)の記事の中に楽曲の歌詞を取り入れる場合、どこまでがOKでどこからがNGなのか、きちんと知りたかったら自分で調べろというのは正論なのだけど、少しくらいその具体例を示してくれるとかそういう親切心があってもいいんじゃないかという気がする。あえて書くならば、はてなサイドはお知らせの記事を1つアップして後はだんまりを決め込んでいるが、それだけではいささか説明が足りていないのでは、と思う。
こういうのは過去に経験した何かに似ているなと考えていたら、会社員としての企業側とその従業員の関係に近いものがあるような気がする。企業の上の方からある通達が(一方的に)従業員に言い渡される。従業員は、その通達の意味をうまく呑み込めなかったり、内容に不満を抱いたりする場合があるが、結局はそれに従わざるを得ない。「イヤなら辞めろ」「君がやめたって君の代わりはいくらでもいる」という上からの声なき声が聞こえる。仕事をさせてもらっている側(あるいはサービスを利用させてもらっている側)は、トイレや更衣室で愚痴をこぼすか、こうしてネットの片隅で心のわだかまりをつぶやくくらいしか仕様がない。
そんなわけで、この先なにか気に入った楽曲についての記事を書くことがあるかもしれないが、その際には歌詞を持ち出すのは止めておくことにしよう。

ドーナツ あるいは(読売がもたらす予期せぬニュース)

先日の日記に、「セブンイレブンのドーナツ(オールドファッション)はちょっとパサパサというかカリカリというかドーナツが揚げすぎの感じがした」と書いたが、今日のYahoo!ニュースを見ていたらまさにその「セブン」のドーナツの記事があった。

売れ行き伸びず、「セブン」がドーナツ刷新へ (読売新聞) - Yahoo!ニュース
コンビニエンスストア首位のセブン―イレブン・ジャパンは15日、レジ横で販売しているドーナツを、19日から全面刷新すると発表した。

記事を読むと、売れ行きが伸び悩んでいるとのこと。やはり味の問題(決してまずくはないけれど、かといって特別美味しくもない)が一番の原因なのだろうか。自分もセブンイレブンのドーナツを買って食べたのは一回きりだし、ぜひまた食べたいという気持ちは沸きあがってこなかった。
味以外の問題として、ドーナツは食べているときにボロボロと割れて、くずが落ちてしまうという難点がある。パンくず程度ならいいが、リング状のドーナツの場合、かじったときに予期せぬ所が折れてポロッと固まりが落下することも少なくない。コンビニで買った食べ物、とくに中華まんだとか今回のドーナツのような即売形式?で売られているものは、駐車場の車に戻るとすぐに車中で食べることも多いはずで、その点ドーナツのあの崩れやすさはやっかいだ。
もう一つの問題として、ドーナツは「おしゃれな」とまでは言えないまでも、やや「気取った」食べ物だという心理的なハードルがある(自分だけかもしれないが)。ノーマルなあんぱんを買うのがなんとなく貧乏くさい感じがして手が伸びないのと同じように(これも自分だけ?)。
ドーナツを含んださらに大きなグループのラベルには「スイーツ」という気取ったカタカナ言葉が付いており、これが繊細な男心に抵抗感を与えている。まあ若い男子にそういうのはないのかもしれないが、少なくとも自分のようなオッサンには、レジに立つ女性店員に向かって「ふんわりリングドーナツください」などと言うのには大きな照れがある。
19日から全面刷新するとのことだから、優秀なセブンイレブンの社員がどんな再挑戦をしてくるのか、その結果コンビニのドーナツ販売はどうなっていくのか、田舎の片隅で静かに見守りたい。

Audible 無料体験

夜なかなか寝付けないことが時々あって、iPadクラシック音楽を聴いたりしていたのだけど音楽に聴き入ったりしてあまり入眠効果がないので、どうせ眠れないんだったら小説の朗読でも聞きたいなぁと思って Audible の1か月無料体験に登録してみた。言うまでもないことだが、夜中に電気を消して横になって目を閉じていても本の内容が頭に入ってくるところが、なんといっても朗読の良いところだ。
予想以上に実にたくさんの朗読(or音声)コンテンツを聴くことが出来て、定額料金でいくらでも聴き放題というのはなかなかすごいサービスだなと思う。でも(無料体験期間の終了以降)1か月1,500円という料金は高いような安いような、微妙なラインだ。この料金を毎月払って Audible を利用し続けることにするかどうか、なかなか踏ん切りがつかない。もちろん、とりあえず始めてみて、もう止めとこうと思ったところで退会すればいい訳なのだが、一度本利用を開始したらそのまま惰性で継続していくような気がしてならない。
ここ数日はおもに『結果を出し続けるために(羽生善治)』という本の朗読を聴いていて、けっこう良質なコンテンツもたくさん揃っている。聴きたいものを端から聴いていけばキリはなさそうな感じだ。
なんとか自分を納得させる口実を思い付けば、本加入の踏ん切りがつくのだが。映画1本観るかわりに、とでも思うことにしようかなぁ。